選択(2) (Select構文 - Where句)

 

  Select [All/Distinct] [項目1, 項目2, 項目3, ……] From [テーブル名]  Where [検索条件式]

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ここでは、条件を与え検索する基本を学習します。以下のメニューから構文例を選んでください。
1 比較演算子を使って抽出する 「児童テーブル」より、出席番号が3番以上 で抽出
2 And, Or を使用して複数の条件で抽出する 「児童テーブル」より、出席番号が3番以上、かつ、カナ名 = 'タカハシ' を抽出
3  IN を使用して、条件のいづれかと一致するデータを抽出する 「児童テーブル」より、出席番号が1, 3, 4番を抽出する
4 LIKE を使用して、あいまいな文字列条件と一致するデータを抽出する 「児童テーブル」より、カナ名が「タカ」で始まるものを抽出
5 NULLを検索する 「先生テーブル」より、年がNULL(からっぽ)のものを抽出



1

「児童テーブル」より、出席番号が3番以上で抽出    
 比較演算子を使って抽出する

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  Select *    すべての項目を
    From 児童テーブル   児童テーブルから取得する
  Where 出席番号 >= 3    検索条件は、出席番号が3番以上

〜児童テーブル〜

出席番号 名前 カナ名 1学期 2学期 3学期 性Code
3 藤田 フジタ 4 2 28 28 15 1
4 高橋 タカハシ 3 3 25 66 95 2

>> 比較演算子の種類
A >  B Aが、Bを超える A > 10 なら、該当するAは 11, 12, 13 ...
A >= B Aが、B以上 A >= 10 なら、該当するAは 10, 11, 12, 13 ...
A =  B AとBが等しい A = 10 なら、該当するAは 10
A <  B Aが、B未満 A < 10 なら、該当するAは 9, 8, 7 ...
A <= B Aが、B以下 A <= 10 なら、該当するAは 10, 9, 8, 7 ...
A <> B AとBが異なる A <> 10 なら、該当するAは 10以外



2

「児童テーブル」より、出席番号が3番以上、かつ、カナ名 = 'タカハシ' を抽出    
 And, Or を使用して複数の条件で抽出する

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  Select *    すべての項目を
    From 児童テーブル   児童テーブルから取得する
  Where (出席番号 >= 3 AND    検索条件は、出席番号が3番以上、かつ、
    カナ名 = 'タカハシ')    カナ名 = 'タカハシ' を抽出

〜児童テーブル〜
出席番号 名前 カナ名 1学期 2学期 3学期 性Code
4 高橋 タカハシ 3 3 25 66 95 2

>> And, Orの意味
[式1] And [式2] 式1と式2が両方成立すること
[式1] Or [式2] 式1,式2のどちらか1つ以上が成立すること(両方成立もO.K.)



3

「児童テーブル」より、出席番号が1, 3, 4番を抽出する    
 IN を使用して、条件のいづれかと一致するデータを抽出する

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  Select *    すべての項目を
    From 児童テーブル   児童テーブルから取得する
  Where 出席番号 IN ( 1, 3, 4 )   検索条件は、出席番号が1番, 3番, 4番のどれかに該当するものを抽出

〜児童テーブル〜
出席番号 名前 カナ名 1学期 2学期 3学期 性Code
1 高橋 タカハシ 5 1 50 30 80 1
3 藤田 フジタ 4 2 28 28 15 1
4 高橋 タカハシ 3 3 25 66 95 2

>> IN, NOT IN の意味
[項目] IN (値1, 値2, ….) 項目が値1,値2…のいづれかに一致すること
[項目] NOT IN (値1, 値2, ….) 項目が値1,値2…のすべてに不一致すること(すなわち、INの反対語)



4

「児童テーブル」より、カナ名が「タカ」で始まるものを抽出    
 LIKE を使用して、あいまいな文字列条件と一致するデータを抽出する

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  Select *    すべての項目を
    From 児童テーブル   児童テーブルから取得する
  Where カナ名 LIKE 'タカ%'   検索条件は、カナ名が「タカ」で始まるものを抽出

〜児童テーブル〜
出席番号 名前 カナ名 1学期 2学期 3学期 性Code
1 高橋 タカハシ 5 1 50 30 80 1
4 高橋 タカハシ 3 3 25 66 95 2

>> %(なんとか = ワイルドカード) の使い方
タカ% 「タカ」ではじまるもの 「タカダ」、「タカハタ」、「タカノ」 ...
%ハ% 「ハ」が含まれるもの 「ハシモト」、「タカハタ」 ...
%シ 「シ」で終わるもの 「コバシ」、「オオハシ」 ...



5

「先生テーブル」より、年がNULL(からっぽ)のものを抽出    
 Nullを検索

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  Select *    すべての項目を
    From 先生テーブル   先生テーブルから取得する
  Where 年 IS NULL   検索条件は、年がNullのものを抽出

〜先生テーブル〜
管理番号 名前 技術点 性Code
4 車先生 0.503 (Null) (Null) 1

>> Nullには、比較演算子(>, <, = などなど)は使用できません。 IS NULL IS NOT NULL で抽出します。
>> Whereの使用法早見表は、こちらまで。



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